朝から雨が降っていた。
仕方なく透明のビニール傘を差して家を出た。
JRのM駅に着いた。
周りに人がいないことを確かめ傘の露を払い。
階段を登りながら傘を閉じ始めたが、
傘が閉じない。
よく見ると親骨が1本、
中棒(シャフト)の付け根のところから切れて木間(ビニール部分)を突き破って飛び出している。
普通に下ろくろ(閉じる時に持つ部分)を持って手前に引いても閉じる事ができない。
露先(ビニールの留め部分)を全て外したら閉じる事ができた。
ネーム布(バンド)をボタンで留めて開かないようにして改札窓口に向かった。
駅員Mに声をかけた。
自分「通勤途中なんだけど傘が壊れてしまったんだけど…これ捨てる所ないですかねぇ?」
駅員M「駅にはゴミ箱が置いてないんで…」
自分「(帰りに引き取るつもりだったが言い忘れ)預かってもらえないですか?」
駅員M「(15秒くらい考えて)うーん、駅では預かれません。」
自分「わかりました。」だろうなとは思ったがガッカリした。
これから通勤の1時間30分。これ持って電車に乗るのか…
いつもの電車には乗れず次の電車に乗った。
この時点では「職場に着いたら捨てよう」と思っていた。
これ↓が停車中に撮った傘の写真。
この時点では「職場に着いたら捨てよう」と思っていた。
しばらくして、「このまま壊れた傘を持って電車に乗っていたら、他の人に危ないのではないか?」と思い始めた。
で、乗り換えの時に駅員がいたら聞いてみることにした。
乗り換え駅K駅に到着。次のT部線ホームまで150mくらい。乗り換え時間4分弱。
T部線でホームにいた駅員男Tに声をかけた。
自分「今通勤途中なんだけど傘が壊れてしまって…これ持って電車に乗って大丈夫ですか?」と言いながら傘を見せた。
駅員T「大丈夫だと思いますよ。」
自分「他のお客さんに危ないんじゃないかと思って…」
駅員T「じゃぁ、僕、駅事務室で捨てておくので。」と言って受け取ってくれた。
自分「さっきJRで断られたんですよね。」
駅員T「本当は受け取らないんですけど、その辺に捨てられても困るんで…(今後)気をつけて。」と笑顔だった。
最近、人手がいないからか物騒な事件が多いからか、家庭ゴミを捨てる人がいるからか、駅にゴミ箱がない。
JRの駅員Mの対応も理解はできるけど…
ちなみに、
この日の帰りは雨風が強くてこの通り↓
強風に煽られ折り畳み傘の柄が曲がってしまい小さくならなくなった。
1日に日本も傘がダメになるとは…
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